明けましておめでとうございます。
昨年を振り返りますと、5月に元号が変わり「令和」がスタート。新時代と相俟って嬉しいことに今夏の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、スポーツ界は大いに盛り上がりました。中でも9月に開幕したラグビーW杯日本大会では日本代表チームが初の8強入りを果たし、日本中を熱狂させました。また、テニスの大坂なおみ選手、ゴルフの渋野日向子選手やNBAの八村塁選手、メジャーリーグの大谷翔平選手などなど日本人の若きトップアスリートが続々誕生、大活躍の一年でした。
一方、深刻化が取りざたされたのは地球規模の環境問題です。国内では昨秋首都圏に二度に渡り、地球温暖化が原因と思われる記録的な大型台風が直撃し甚大な被害をもたらしました。海外でもベネチアの高潮、アマゾンやオーストラリアの森林火災など大規模な自然災害が発生しており、環境問題への取組みを訴えるスウェーデン環境活動家グレタ トゥンベリさん(16歳)が注目を集めました。更に、国際社会では米中の貿易戦争が過熱し、覇権争いが増々激化、イギリスのEU離脱、中東情勢の混迷など将来の不安材料が心配な一年でもありました。
さてOBOG会に目を向けますと昨年は大きな節目、発足して50年目を遂に迎えました。50周年記念総会は令和元年9月14日に東京都内の「ルポール麹町」で開催されました。特筆すべきは喫緊の課題でありましたOBOG会運営に携わる役員の高齢化問題への対応として、柿沼前会長時代より約15年に渡り事務方を率いる川崎事務局長(昭和58年卒)を委員長とする「今後のOBOG会運営施策を専門に考える改善委員会の設置」と後述のOBOG会「存続を前提にした具体案」(2020年度開始予定)が承認されました。
【具体案】年会費を卒年を問わず一律3,000円に改訂し、その収入(身の丈)に応じた会の運営を行っていく。しばらくの間、従来と同様な活動は休止し、年間予算20万円にてOBOG会の最低限の基盤運営を改善委員会に委ねる。具体的には「会員相互の交流」は事業を縮小し、学生主催のOBOG紅白戦/懇親会(毎年7月第2土曜日開催)を支援する形で従来の総会機能を代替する。「現役学生の活動支援金」の拠出は当面休止し、寄付金等による財源が確保出来次第、再開予定。
総勢36名(OBOG:28名、学生8名)が参加した総会後の懇親会で、「記念誌編纂委員会」の柿沼顧問、西沢顧問、竹尾監査役が中心となって制作いただいた『50周年記念誌』がお披露目され、これまでの50年間紡ぎ続けてきた世代を超えた交流を祝い楽しみました。
毎年、新たなOBOG会員が誕生し、今では450人を超えました。「人生山あり谷あり」と申しますが現役の部活動に目を向けますと今が「谷」の状態かも知れません。部の存続・運営の主体となる部員不足は問題であり、克服すべき課題です。現役諸君の新入部員勧誘活動の頑張りに期待すると共にOBOG会としてどんな支援が出来るのかを今一度全会員で考え、行動を始める一年にしたいものです。
15年前にこの公式ホームページを立ち上げ、今では高経大バスケ部員は入学から卒業まで4年間の全活動が写真を交えてアーカイブされていますから、将来、国際結婚したり、海外に住むことになっても、学生時代の思い出はインターネット接続環境さえあれば、世界中いつでもどこでも即座に閲覧が可能です。加えて、他のOBOGに連絡を取りたいときや力を借りたいときには一人で悩まずホームページの「問合せ」から事務局に連絡すれば相談に乗ってくれるかもしれません。卒業して高崎を離れても、懐かしい仲間といつでも繋がれる。「凄く素敵なことだと思いませんか!」
最後になりますが、継続は力なりと申します。我らがOBOG会の次なる50年も皆さんの「心のふるさと」が変わらずあり続けるの為 に「力を貸して下さい!」このホームページの維持・継続、更なる進化に・・・。先ずは年会費・寄付金の納入をお願いします。次に運営参加に興味のある方、将来OBOGの世話役をやる気のある方、川崎事務局長にメールで連絡して下さい。新しい若い力の発現を期待すると共に、この会の継続そして発展と会員の皆さんのご健勝を祈念しまして新年挨拶とします。
会長 新井 和義(昭和49年卒)